岐阜県養老町は古くから食肉の一大生産地として知られ、食生活の西洋化とともに発展してきました。その中で養老ミートは、昭和４７年の設立と食肉メーカーでは後発ながら、地域のみなさまに支えられ、現在では卸業、生産、小売、輸出へと多角的に事業を展開するに至っております。ここまで発展できた理由は、消費者ニーズにマッチする食肉をどこよりも「おいしく、誠実に」提供することを心掛けてきたからだと考えます。
曲がったことを認めないのが、弊社の気風です。お客様はもちろん、同じ仕事をしている仲間にも誠意を持って対応する。多くの人に助けてもらいここまで来られたことへの感謝を忘れない。そういった当たり前のことを大切に、まじめに商売をする伝統が弊社にはあります。さらにそこへ加えて社員一人ひとりが自身の能力を最大限に発揮しようと日々努めることこそが、大きな推進力になっているのです。おかげさまで飛騨牛は、日本のブランド牛の中でも随分と認知されてきました。また、海外においても神戸牛や松阪牛に並ぶブランドになりつつあります。今後はこの流れをさらに加速させ、世界中の人々に飛騨牛のおいしさを伝えるべく海外市場にも積極的に進出していきたいと考えています。
飛騨牛の中から厳選したオリジナルブランド『七里牛』の輸出は、その足掛かりの一つです。これからも様々な手法をもって業界全体を活気づけていきたいと思います。若年層に向けたギフト需要の掘り起こしや、農家様を含めたイメージブランディング、循環型の大規模牧場の実現など、チャレンジしたい課題はまだまだ山積しています。しかし私たちは怯むことなく、これまで同様一つひとつ着実に取り組んでまいります。社是である「全員攻撃、全員防御」を心にとめ、社員一丸となって挑戦を続ける私たち養老ミートにどうぞ今後もご期待ください。
